【シーバスの釣り方】春のハクパターンを攻略

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【シーバスの釣り方】春のハクパターンを攻略

春のシーバスは、マイクロベイトと呼ばれる極小サイズのベイトフィッシュを捕食しています。代表的なのがハクと呼ばれるボラの稚魚です。ハク→イナッコ→ボラと大きくなる出世魚ですが、春先は2~5センチ程度のハクが数千匹の群れで行動していて、シーバスはそれを捕食しています。

ハクの群れは河川の浅い岸際を泳いでいて、日中は岸沿いに泳ぎ回っていますが夜間は浅瀬に溜まって大人しくしていて、夜が明けるとまた活動をし始めます。
シーバスは基本は夜行性なのでハクの溜まっている浅瀬に一番近いブレイクまで忍び寄って、時々一気に飛び出してハクを数十匹単位で一口に丸飲みにして捕食します。
ハクが溜まっている場所を観察すると、バッシャンバッシャンと派手にシーバスがボイルしている場面に出くわします。

それだけ狂ったようにハクを捕食しているシーバスなのでさぞかし簡単にルアーで釣れるだろうと思いますが、そう甘くはありません。
考えてみれば数千~数万単位の本物のベイトフィッシュがいるのにわざわざシーバスがルアーを選んで喰ってくれるはずがないからです。

まずハク自体が小さいのでそっくり同じに似せられるサイズのルアーがありません。
そして仮に1センチくらいのマイクロスプーンをハクの数千匹の群れに同化させたとしてもシーバスがルアーにバイトしてくる確率も数千分の1になってしまうでしょう。

ハクに対してシーバスが目の前で派手にボイルしているのに、ルアーでは全く釣れない悶絶の時間を過ごしがちなのもハクパターンの釣りの特徴です。

【シーバスの釣り方】ハクパターンの攻略法その壱

ハクパターンの攻略法の一つ目は、やはりある程度小さめのルアーを使う方法です。2センチくらいのハクの群れの中に5~7センチくらいのミノーを通すと違和感が少な目かつ目立たせることができます。さらにハク同様に波動の強いミノーなら、シーバスにとって「群れの中にちょっと動きが変なやつがいるぞ。」と思わせて喰わせることができます。
シーバスルアーにこだわらず小型の渓流用ミノーやメバルプラグなどが活躍します。
小さいルアーでハクパターンを攻略するときは、リトリーブコースが重要です。ハクの群れがボールになっているサイドや下をなぞるようにリトリーブすることで、シーバスからは群れの中の1匹が弱って変な動きになっていると認識されます。群れごと捕食するタイミングでルアーめがけてバイトさせることができます。

【シーバスの釣り方】ハクパターンの攻略法その弐

もう一つは水面直下をシンキングペンシルなどで引き波を立ててリトリーブする方法です。
シーバスから見て引き波も含めて、はぐれたハクの数匹の群れと認識されます。
群れからはぐれて水面より上に逃げ場のないハクはシーバスにとって格好の標的なのでルアーを選んでバイトさせることができます。この場合はもわっと小さい群れを演出できればいいのでルアー自体のサイズはハクに合わせる必要はありません。

【シーバスの釣り方】ハクパターンの攻略法その参

さらにキラキラ光る小さいブレードベイトもハクパターンに有効です。
ブレードがキラキラ光りながら回転することで光と波動でシーバスの注意を引くことができます。ハクの群れからはぐれた弱ったハクをイメージさせることができるので、群れと同調させずとも選んでバイトさせることができます。

【シーバスの釣り方】ハクパターンの攻略法応用手法

これらのルアーを使ったパターンの応用は、ルアーを激しく動かしてハクの群れをびっくりさせて散らせる方法です。
ルアーのシェイクやトゥイッチでびっくりしたハクの群れが周囲に避けると、一瞬群れの空白地帯にぽつんとルアーだけが残る状態になります。
それを逃げ遅れたハクだと思ってシーバスがバイトしてくるというわけです。

ハクパターンはその日によってどのやり方が成功するかはわかりません。
だからこそどのパターンにも対応できるルアーを用意していろいろ試行錯誤することが大切です。
幸いなことにハクを捕食するバイトは派手なのでシーバスがそこにいるかいないかは一目で分かります。
いるとわかっているシーバスをどうやって喰わせるのかが腕の見せ所です。

ハクパターンでおすすめのシーバスタックル

シーバスロッド

8~9.6ft ML~M

リール

3000~4000番

ライン

PE0.8~1号

リーダー

フロロカーボン16lb

ハクパターンでおすすめのルアー

渓流用

メバルプラグ

ダイワ「月下美人 源五郎Z」でハクパターンを攻略

シマノ「ソアレ ライズショット スティック 」でハクパターンを攻略

ジャッカル「ジェリーサーディン54」でハクパターンを攻略

コスパ抜群のハイブリッドルアー!

 

シンキングペンシル 9cm程度

ラッキークラフト「ワンダー80」でハクパターンを攻略

シーバスシンペンといえばワンダー。超定番ルアー。初心者向けタダ巻きOK。

邪道「アトール ヨレヨレ」でハクパターンを攻略

ジグとミノーを合わせたような シンペンです。 飛距離も出て早巻きでも大きなスローにアクションさせられます。

ブレードベイド 7cm程度

アイマ「スピンガルフ」でハクパターンを攻略

サスケやコモモなどで有名なルアーメーカー「アムズデザイン」。巻き抵抗が他のものよりも、比較的軽い。

ストーム[STORM]「ソーランブレード」でハクパターンを攻略

ブレードベイトはエビになるトラブルが多発しやすいルアーだが、本製品はそれらのトラブルがほぼ皆無に等しい。

実績バツグンでありながら、安価で手に入る高品質なルアーのひとつ。

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