メジナの釣り方の代表格、ウキフカセ釣り。メジナの習性と釣れる場所と時期を考察。

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メジナ釣りと言っても色々な釣り方がありますが、その中でもフカセ釣りは奥深が深く面白い釣りです。フカセというのは、基本的には、鉛などつけず自然に針に付けたえさを漂わせるというものです。

メジナの習性

日本のメジナはメジナ・クロメジナ・オキナメジナですが、ぱっと見どれも似ています。釣り人が気にするのは、口太か尾長か?だろう。
メジナ=口太、クロメジナ=尾長です。
尾長はその名の通り尾が長くスマートな魚体です。
尾長の引きは強いと言われるが、青物には及ばないものの推進力を出すことのできる体型です。また小回りも利く体型ともいえ、磯のような複雑な地形での生活にも適しています。タイに近い体型にも見えます。
湾内よりも外洋に多く黒潮の影響を受ける南の荒磯に生息したりしている。
黒鯛とともに釣りの対象となるメジナです。磯に生息するのは警戒心の強さから、捕食活動や外敵から身を守るのに岩礁が適しているからです。釣りでも針にかかると根に逃げ込もうとします。
敵水温は12度から26度。
大雑把にまとめると磯釣りの代表格で黒鯛よりも俊敏な魚という感じです。

メジナの釣れる時期

一般的にはメジナが釣れる時期は、冬場、梅雨の時期、春とあり、時間的には、一日中釣れるとあります。
ここではもう少し深く追求していきたいと思います。
敵水温12度から26度で、それ以下になってくるとエサを捕食しなくなってきます。冬に寒メジナを狙う場合には水温が気になります。夢の60オーバーや70を狙う場合、夕マズメから夜にかけて狙う場合もありますが、寒い日には水温が厳しいかもしれません。朝マズメも水温的にはさらに厳しそうです。寒い日には午後からが良いのではないでしょうか?
また釣りづらい11度を釣る場合でも前日から水温が上昇した場合と低下した場合とでは活性が違います。前日から上昇した場合は活性が高くなっているので狙えるかもしれませんが、前日から低下した場合は、厳しい釣りとなるでしょう。ちなみに口太よりも尾長のほうが低水温に強いと言われています。

メジナの釣れる場所

メジナの習性として、海草のそばや磯の根周りについて捕食したり、外洋の本流の群れの中に居たりしますので、磯周りや本流に面した堤防などがポイントです。
東北から沖縄まで生息していると言われます。尾長に関しては、相模湾から南で黒潮の影響を受ける太平洋側に多く日本海側は少ないようです。湾内よりも外洋にいます。
まとめると太平洋側で黒潮の影響を受ける南に位置する荒れた磯がポイントとなりそうです。

メジナの釣り方

海苔をエサにした寒メジナ釣りなどがあったりと、メジナの釣り方は色々ありますが、一番ポピュラーな釣り方は、ウキフカセ釣りです。
小型のメジナであれば、手軽にのべ竿などでも釣れます。
より範囲を広く釣るには、リールでの釣り方となります。

タナはハリスを1ヒロにしたり2ヒロのしたりと状況によって変えます。ウキ下も1ヒロだったり竿1本とその時の状況で変えます。
1ヒロから初めてアタリが無ければ徐々に深くしていくのが良いかもしれません。

メジナは浮かせて釣ります。よっぽど海流が速かったり深いところ釣る時意外は、メジナを浅い所に浮かせて釣るというのが基本です。
メジナは障害物、海底の溝の中だったり海草の中などにいます。メジナを障害物からマキエを使って誘い出して釣るという考え方で釣ります。

マキエ
はオキアミやアミなどと一緒にパン粉なども入れたり、軽めの集魚剤も混ぜて作ります。
マキエを、パラパラと回りに撒いて徐々にポイントを絞っていきます。一気に大量に撒くのではなくあくまで量は少なめで時間を掛けて魚を浮かせるもしくは、寄せるのが先で、十分に魚が寄った所で仕掛けを入れてタナを探ります。
そこでガン玉を調整したりウキ下を変えたりハリスを変えたりします。その調整が面白くその調整の仕方で釣れ方が変わってきます。そういうところがこのフカセ釣りの醍醐味です。この釣り方は、他の魚をターゲットにした場合でも共通する部分のある釣り方です。
実際に釣りをする場面ではマキエのコントロールと仕掛けの調整がコツとなります。

タックル・仕掛け

リール

2000から3000番台のスピングリールを使います。レバーが今は、主流ですが、使い慣れてないと使い物になりません。初心者のうちは、ドラグと言ってリールの先についてあるツマミを閉めて糸の出方を調整できるものが、いざという時戸惑わないので良いかもしれません。メジナの引きは強いのでドラグを少し緩めておくと竿をのされることなくやりとりできるはずです。

竿

5m前後の1から1.5号の軽めの竿が扱いやすいです。

道糸

2号にウキ止めをつけてドングリウキのB~3B、1号と使い分けて釣るのがいいかもしれません。

ハリス

1から1.5号とメジナの食いなどで使い分けます。
食いが悪いとハリスを細くしますが、海底の磯の具合によっては針に魚がかかってもハリスが細いと切れますのでその加減は難しいです。

一般的には、グレ針の5から8号と釣ろうとする魚の大きさやえさを食べる具合によって針を大きくしたり小さくしたりします。

ガン玉

B~3Bもしくは、1号くらいまでと魚の層や海流の速さで変えます。

 

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メジナの釣り方の代表格、ウキフカセ釣り。メジナの習性と釣れる場所と時期を考察。” に対して1件のコメントがあります。

  1. ブルズアイ より:

    今年はウキフカセ釣りを
    やってみようと思い
    1号の竿を色々見て探しています
    メジナ釣って食いたい笑

    1. huuten より:

      いいですねー。
      フカセを経験すれば海のことや魚の事が手に取るようにわかるはずです!
      海の中で何が起きてるかイメージできればどんな釣り方にも応用できます!
      フカセ釣り抜きに釣りを極めるのは難しいからぜひチャレンジしてみてください。
      最強の釣り方です。
      ちなみに竿選びで1号の選択は、黒鯛なら充分です。
      ただ、大きなメジナだと1.2〜2号だと心強いかも。
      弱い1号で釣り上げる喜びもありますが。
      あと先調子と胴調子があるから主にターゲットにする魚をメジナにするか黒鯛にするかを決めると方向性が決まってより深く追求できて楽しいかもです。
      オールマイティなのは先調子ですが。
      個人的には先調子の1.2号が磯や堤防である程度のサイズまで獲れるのでオススメです。
      今年も釣れたら教えてください!

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