太刀魚(タチウオ)の釣り方、電気ウキ仕掛けで釣る

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太刀魚を防波堤からエサで釣る魅力はなんと言っても真っ暗な海面に電気ウキが沈んでいきヒットすると細い体からは想像できない力強い引きで楽しませてくれることである。太刀魚のシーズンが到来するとたちまち防波堤は釣り人で溢れ電気ウキが綺麗に海面に並ぶ。初めて太刀魚を釣ったときは電気ウキが海面にぼやけるように消えていきあわせると根がかりしたのではないかと思わせる重量感、そしてそこから一気に強い引きを楽しませてくれる。釣りあげて防波堤の明かりに照らされる太刀魚をまるで刀のように銀色に煌めき圧倒される。

タチウオの習性

太刀魚はイワシなどの小魚を好むフィッシュイーターである。そのためルアーフィッシングのターゲットにもなっており釣り人からも愛されるとても人気のある魚である。基本的に太刀魚は夜行性で朝マズメ、夕マズメに活性があがり防波堤の浅場にも接近する。歯がとても鋭く素人が針を外す際に誤って手を怪我することもあるため注意が必要である。

タチウオの釣れる時期や時間帯

太刀魚を防波堤からターゲットにする際はだいたい8月後半ぐらいからシーズンインと言える。その後は10月後半ほどまでは数釣り、サイズを狙うことができる。11月に入ってくると徐々に釣果が落ちてくる。太刀魚は夜行性のため、防波堤からの釣りは夜釣りが基本となる。アタリが無いときはピタッとアタリが止むが朝マズメ、夕マズメは頻繁にアタリがあり釣果を出すならぜひそのタイミングで太刀魚を狙ってほしい。

タチウオの釣れる場所やポイント・釣り座

防波堤の先端などまたはイワシ、アジなどが日中よく釣れるポイントは太刀魚がそれらを狙いマズメに接近しやすく釣るにはもってこいである。しかしそのような場所は先客も多く人も多い、また日中とは違い夜釣りになるため釣り人同士のトラブルに気をつけることも大切である。

タチウオの釣り方・テクニック

太刀魚の電気ウキ釣りの仕掛けは防波堤で使える程度の長さがある竿と、それに合うリール、道糸ナイロン3号にその日の風の強さに合わせて、扱いやすい電気ウキ2,3号を使う。 電気ウキの下の道糸にケミホタルを装着しハリスがワイヤーになっている太刀魚専用の仕掛けをつける。このハリスがワイヤーになっている仕掛けを使わないと鋭い太刀魚の歯にたちまち仕掛けが切られてしまう。 その仕掛けは、針の部分が一本針になっているもの、縦に二本針がついていて餌をセッティングすると餌が垂直になるもの、横に二本針がついていて餌をセッティングすると餌が水平になるタイプがある。私のおすすめとしては二本針の仕掛けである。 個人的な意見になってしまうが太刀魚はアタリがあっても針にかからないことが多くそのときの活性にもよるが基本的に捕食があまり得意ではなく餌がボロボロになっていることが多い。そのため二本針でしっかりと針にかけることで釣果に繋がるのではないかという考えである。 タナは釣り場によるが基本的に2ヒロぐらいから浅く、もしくは深くと調整していく。釣れている釣り人にアタリがあったタナを聞くのも一つの手だ。アタリが少ない、食いが悪いと感じるようなときは餌を変えるなどしても良い。基本的にはイワシやアジ、キビナゴ、サンマの切り身などで食ってくる。太刀魚を狙う前にそのフィールドの子魚をサビキなどで調達しておくのも良い方法だ。基本的に店やスーパーで餌は調達できる。 アタリがあるのにいまいち針掛かりしないときなどは誘いを入れて食い気をあげるのもとても効果的だ。秋の一番食い気が上がっている時期は餌のサイズ、針のサイズはそこまで神経質に気にする必要はないが、冬に向かうに釣れて太刀魚の食い気も下がってくる傾向にあるため餌のサイズ針のサイズを小さいものにし、誘いなどを多めに入れて釣果に繋げることが良いと言える。ワイヤーのハリスの仕掛けは何度か魚を釣り上げていると次第によれてきて餌を綺麗にセッティングできなくなったりアタリがあっても針掛かりしにくくなってしまうため予備として多めに仕掛けをストックしておく方が良いのではないだろうか。夜釣りということもあり、ただでさえ隣の釣り人と仕掛けが絡むなどトラブルが起きたり竿先に仕掛けが絡まるということも考えられるため仕掛けのストックを持っておくことはおすすめである。また歯がとても鋭く危険なため針を外す際の針外しを用意しておくことが必要である。初心者の人は太刀魚の歯の鋭さを頭に入れていてほしい。

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