ヒラマサと遭遇。ここには居る。居ると分かれば投げるだけ。
子供たちの夏休みがもうすぐ終わる時期になりました。
大人になった俺には関係ないけど、なんとなく寂しい気持ちになります。
毎年、こんな気持ちになっていて大人になりきれてないのでしょうね。
海はといえば、まだまだ夏で、これから良くなって行くので楽しみです。
良く行く釣り場は、今年は不調のようです。
先日も、ワカシとショゴを釣り上げている人がいましたが、例年より20cmほど小さいようです。
今年は少し時期がずれているのか、やっと8月も終わろうとする頃、50cmクラスが混ざるようになりました。
今後も自然が相手なので読めませんねえ。
先日、隣り合わせた俺と歳が近そうな、同種の大人な子供風の釣り人は、7月の同じ日に90cmのヒラマサを2尾あげたと言う。
そんな話をしていると、
「出た!!出たぞ!!」
と常連さん達の声が、
今まで静かだった海からヒラマサらしき魚が顔を出しました。
「あれは獲れないだろう」
とヒラマサ狙いの泳がせ釣りの釣り人が言う。
おそらく、1尾のみしか出ないから、単独のヒラマサで、確率的に獲れないと言っているのだろう。
ヒラマサらしき魚のライズは始めて見ました。
ドッカーン!!
たまに見るシーバスやボラのそれとは、迫力が違いました。視力が弱い僕の目でも、少し離れた沖に大きな魚体を確認できました。
気持ちが高ぶり、
「あれは獲れないだろう」と言う常連さんの言葉も気にせず、メタルジグを思い切りキャストしてました。
距離的には、射程圏だったので、
いつ来るか…いつ来るか…
と、心臓がバクバク言ってドキドキしながら、
夢中でキャストし続けました。
結局、ノーバイト。
海は、楽しい。
さっきまで魚の気配さえなかったのに、突然魚の気配を感じる事になるとはね。
俺のメタルジグには、アジがスレがかり、リアフックにマイクロベイトが2尾ついてきたり。
見えない海の中は、刻々と変化して、陸では釣れないと思ってると、海中では、魚達が回遊してきている。
投げ続けないとですねえ。
ヒラマサを2尾釣り上げたと言う釣り人は、俺が海に着いた時には、海へキャストしていました。俺が車で休憩してる時もキャストしてたなあ。きっと、彼が休まずキャストし続ける原動力は、ヒラマサを釣り上げた記憶がそうさせるのか。とにかく一人投げ続けてた。鈍感な俺の目にも、「あの人がんばるなあ」と映ったぐらいだ。
これは、魚が回ってくれば釣れるよな。
また、ここに来て、俺もひたすら投げ続けてみるかねえ。あの人のように休まずに。
ヒラマサを求めて。
試したい事がたくさんある。
いずれ獲れるだろう。