【シーバスの釣り方】春のマイクロベイトパターンはハクの群れを探せ!!
春のマイクロベイトパターンはハクの群れを探すのが最重要!!
春のシーバス釣りの基本パターンはマイクロベイトパターンです。
生まれたばかりの数千匹の群れで行動するマイクロベイトを捕食しているシーバスを狙うパターンですが、マイクロベイトに派手にボイルをしているシーバスの行動を見ると簡単に釣れそうな割には一筋縄ではいかないパターンでもあります。
マイクロベイトの代表は数センチサイズのハク=ボラの稚魚の群れです。
ハクパターンでシーバスを攻略するためには、まずハクの群れの付き場を探しておくことが大切です。自分の中でハクが付きそうな場所をいくつか知っておけば、ポイントを順番にチェックしておくことでシーバスがボイルしている場面に出くわすことができます。
実際にハクにボイルしているシーバスが存在すれば、シンキングペンシルでスローに、動きのあるブレードベイトで派手に、ミノーをフォールさせる、ボイルをポッパーで直撃などいろいろなルアーをローテーションしてその日の当たりパターンを見つけることができます。
マイクロベイトパターンの特徴は、シーバスにとって小魚をまとめて捕食するのは比較的イージーですが、腹が膨れないので何度も何度も同じ場所で小魚を連続して食べ続けるということです。
つまり釣り人にとっては、時合いが長いということ、パターンを掴めば繰り返しヒットが狙えるというメリットがあります。
一方でそもそもベイトとなるハクがいるかわからない、ハクがいてもシーバスが付いているかわからない状況だと半信半疑のまま偶然ヒットするのを待つしかないので非効率です。
このように、春のマイクロベイトパターンはハクの群れを探すのが最重要なのです。
ハクの習性は、ボラの稚魚なので基本的に水面直下を群れで泳ぎます。ボトムに潜むことはないので、水面を注意して見ればハクの群れがいる場所は水面がぴちゃぴちゃとにぎやかです。
そしてハクは臆病なので、複数の群れ同士の動線がかち合って先頭の魚がびっくりすると群れ全体でパッと派手に散ります。これも水面を観察することで発見できます。
そしてハクは浅い場所を好みます。これは深い場所の水面を不用意に泳いでいれば、逃げ場もなく下から喰いあげられて捕食されやすいからです。岸際の浅い場所も逃げ場がないことには変わりありませんが少なくとも真下からの攻撃は避けられるので、なるべく30センチくらいの浅瀬を好む傾向があります。
とはいってもボラの稚魚なので遊泳力は強く、日中はそれなりに流れている河川を下ったり上ったり自由に行動してエサを取っています。この時間帯は逆に夜行性のシーバスは浅瀬に出られないのでハクパターンは成立しづらいです。
そしてハクは日没ごろになると港湾内の流れのない浅瀬などに避難してものすごい密度で密集します。
昼行性のハクは密集することと浅瀬に上がることで外敵のリスクを減らしつつ、おそらくは寝るような状態で朝になるのを待ち、明け方になるとまた隠れ家から移動します。
釣り人としては夜間にハクが寝るために入る浅瀬の場所を掴んだり、そこから朝マヅメに出てくる通り道を知っておくことでシーバスがハクを狙って現れる場所を絞り込むことができます。
シーバスは浅瀬に長時間滞在することはできません。シーバスにとっての外敵の水鳥or人間に狙われるからというのと、シーバスが浅瀬をうろうろしていたら流石にハクが警戒して捕食のチャンスがないからです。
そこでシーバスはハクの群れのいる浅瀬にギリギリ近いブレイクに潜んで、パッと飛び出して連続でハクを捕食すると電光石火でまたブレイクに戻る、しばらくしてハクの警戒心が緩んだらまた同じ行動を繰り返します。
ハクの群れが溜まる場所を見つけて近くにちょうどよいブレイクが見つかったら、そこではハクパターンが成立する可能性が高いです。
不用意にルアーをキャストせず、ボイルが起きる場所やハクが逃げる方向などを掴んだうえで、ルアーを順番にローテーションしていけばヒットパターンをつかめるはずです。
そして一度掴んだ成功ヒットパターンの再現性が高いのもマイクロベイトパターンの特徴です。
目次
ハクパターンでおすすめのシーバスタックル
シーバスロッド
8~9.6ft ML~M
リール
3000~4000番
ライン
PE0.8~1号
リーダー
フロロカーボン16lb
ハクパターンでおすすめのルアー
渓流用
メバルプラグ
ダイワ「月下美人 源五郎Z」でハクパターンを攻略
ダイワ 月下美人 源五郎Z36S ピンキーナイト【ゆうパケット】
シマノ「ソアレ ライズショット スティック 」でハクパターンを攻略
ジャッカル「ジェリーサーディン54」でハクパターンを攻略
コスパ抜群のハイブリッドルアー!
シンキングペンシル 9cm程度
ラッキークラフト「ワンダー80」でハクパターンを攻略
シーバスシンペンといえばワンダー。超定番ルアー。初心者向けタダ巻きOK。
LUCKY CRAFT【ラッキークラフト】ワンダー80 – 定番カラー2
邪道「アトール ヨレヨレ」でハクパターンを攻略
ジグとミノーを合わせたような シンペンです。 飛距離も出て早巻きでも大きなスローにアクションさせられます。
【ルアー】Ja-do 邪道ATOLL YoreYoreアトール ヨレヨレ
ブレードベイド 7cm程度
アイマ「スピンガルフ」でハクパターンを攻略
サスケやコモモなどで有名なルアーメーカー「アムズデザイン」。巻き抵抗が他のものよりも、比較的軽い。
ストーム[STORM]「ソーランブレード」でハクパターンを攻略
ブレードベイトはエビになるトラブルが多発しやすいルアーだが、本製品はそれらのトラブルがほぼ皆無に等しい。
実績バツグンでありながら、安価で手に入る高品質なルアーのひとつ。