この釣法の最も重要な部分になります。団子の役割は、付けエサを団子で包み込んで、エサ取りから取られないように海底へ届けます。
また、モクモクと煙幕をたてて濁りを演出しながら沈下しますので、クロダイの濁りを好む性質に対して効果を発揮します。
団子の配合レシピによっては、集魚材も入りますので、撒き餌同様に集魚効果が期待できます。
クロダイを引き寄せながら、なるべくエサ取りに食べられないようにクロダイの口にエサを運ぶための重要なアイテムです。
エサ取りが多い、少ない、潮の流れが速い、遅い、海が濁っている、澄んでいる、天気が晴れ、曇り、など釣り場の状況によって配合を変えていくことができるようになるといいですね。
自己満足かもしれませんが、何も考えずに作るよりは、面白くて、投げる1投1投の信頼度や期待度も上がると思いますので、その日の海が釣れない状況下であったとしても、投げ続けることができると思います。
おそらく色々なことを思考して挑めば渋い状況下でも釣れちゃうと思いますが!私がやっている、釣り場の状況によっての団子の工夫などはまたいつか紹介していきたいと思います。
初心者の方は、まずしばらくは釣りやすさに重点をおき、投げやすさと割れるタイミング、を極めることをおすすめします。
私の場合は、団子を投げてから海底に着底し、5秒から10秒以内に割れてウキが海面に出てくることを追求しました。
そうすると、1ラウンドの時間が1~2分、長くて3分となり、より多くの団子をポイントへ投入できます。
より短時間でポイントを作れるということが重要で、さらにアタリに対してアワセやすいです。
この配合が基本になり、これだけでも十分釣れます。
配合や水分量を実践で学び、まずは釣りやすさを追求しましょう。
それでは、ここから私の基本的な配合レシピを紹介したいと思います。
みなさんも自分の使いやすい配合レシピを考えてみてくださいね(^-^)
【配合例】
- 米ぬか:砂=4:1
- チヌパワー:2握り
- 粗びきさなぎ:ふ2握り 混ぜる前に海水を含ませておきましょう。匂いをだすために。
- 押し麦:3握り
- コーンの缶詰:3握り 乾燥コーンを使う場合は、海水に浸してから混ぜましょう。乾燥してると浮いてしまうので。
これが私がいつもやっている配合パターンです。釣り場の状況によって変わりますが、この配合でスタートして状況が分かりしだい材料を加えていきます。比率はおおよその割合なので、人それぞれの感覚や、間違い誤差は、おきると思います。とにかく最初は、投げた時に団子が空中分解して壊れないこと。着底してから自分のタイミングで割れてくれること。を求めて作ってみましょう。いつまでたっても割れない団子では、あっという間に時がたち釣れないで終了。となってしまいます(T_T)
いくつか感覚的な基準をお伝えします。
- たぶん思っている以上に、パサパサ。これ投げたら割れちゃうんじゃ?と思うくらい。
- 団子を握り終わったときに、「手に粉が残って気持ち悪い状況・海水で手を洗う」感じだとたぶん水分量が多いと思います。握り終わってもサッサッと手をこするだけで粉が払えて手に残らないくらいの加減がベストと思ってます。手を洗う必要はありません。ほんとにパサパサ団子ですね。
- みかんくらいの大きさに握りますが、粉を握って中の空気をなくすように圧していくイメージ。乾いたものをしっかり握る感じ。
- 20~30cmくらいの高さから地上に落としても割れないくらい。
初めて師匠に教わった団子の粉の感触が思った以上のパサパサ感でびっくりしました。でもその団子はすごく使いやすかったのです。
この感覚を覚えたつもりですが、次の釣りや次のシーズンなどになると、少し水分量が多くなってしまう傾向にあります。
気づければパサパサ団子に修正できますが、気づかないと終わってみて釣果の悪い原因がこれだったという場合が多いです。
ここで言いたいことは、私だけかもしれませんが、団子を作る際に水分量が多くなる傾向がある人が多いのではないかということです。
水分量がある団子は握りやすいのでそうなってしまうのではないかと感じています。
自分のベストの感覚を体で覚えましょう( `ー´)ノ
この感覚的なことはやはり自分の目で見て、自分の手の感触で感じて、実践で学ぶしかないでね。
またこのファクターについては、記事にしていきたいと思います。